スマホで消費者金融を探してるとき、アイフルとアコムが常に入り混じって、どっちを見てたかわからなくなります。入り混じるというのは、あちこち見てるから、アイフルだと思ってたらいつの間にかアコムのサイトに行ってたなどという自分のランダムな操作のせいではあるんですけど、社名も似てるし、もしかして関連会社なのですか？それなら何か共有できるものがあるとか？
アコムとアイフル、全く別の消費者金融です
アコムは、三菱東京UFJファイナンシャル・グループで、アイフルは、アイフルグループの中核企業だから、全く別物ですよ。元々アコムは創業者が呉服店と質店を同時に営んでいたことから貸金業に発展した会社で、アイフルは、いまどき珍しく銀行傘下にも入らず、独自のスコアリングシステムによる与信を続ける創業当時からの消費者金融なんです。創業もアイフルは１９６７年で、アコムは現在のアコムの前身時代からいえば１９４７年ということになる。アコム設立は１９７８年。
（⇒アイフル独自の審査基準とは？）
このように、アイフルは生粋の消費者金融の老舗で、アコムは代々商売を続けてきた先にある消費者金融ということで商売の歴史は古い。このようにどの時代でも交わることはなく、ただ名称がカタカナで、「ア」から始まるということだけだね。しかし会社の歴史というのは面白いもんで、生粋の消費者金融は現在もその生き方は独自路線を辿っていて、かつては強引な取立てや営業活動が社会問題となって、過払い金請求などの事態に陥る代表格のようだった。
しかし、全店舗の業務停止命令などを受けながらも現在はどの銀行のお世話にもならず、単独営業をし続けているところが京都のど根性商いの象徴のようだと思われてならない。一方アコムは、呉服店、質屋、消費者金融、信販会社を吸収合併、三菱東京ファイナンシャルグループと業務提携・資本提携等々をして関連会社となり、現在に至る。同じ消費者金融でも、歴史の違いは明らか。だけどアイフルがどの銀行とも提携していないということは消費者にはあまり知られていないかもしれない。
～（から）金利の低さも銀行並みで、他の消費者金融の群を抜いている。CMも銀行のカードローンと見まがうような他社ばかりのところを、独特な安心ムードを引き出すようなCMで好感が持てる。しかしどちらも同じ消費者金融なので、二社が共有できるものは何もない。ということで、自分にとってどちらが便利で使いやすいかで利用を決めるのが一番良い。
【参考ページ】
消費者金融は比較してみれば違いがすぐにわかります
優良消費者金融会社のアイフルとアコムについて
大手消費者金融会社というと、アコムやアイフルの名前をあげることができます。どちらの会社も、弱小消費者金融業者が淘汰された貸金業法改正の荒波を掻い潜り現在も変わらずに営業している会社ですので、その経営状態はかなり安定していると言うことができます。
この2つの消費者金融には大きな違いが一点あります。それは経営母体の違いです。アコムは過払い金返還請求ラッシュの時期に一時期経営状態が不安定になったことがあったのですが、三菱UFJフィナンシャルグループの傘下に入ることでその危機を乗り越えました。一方、アイフルの方も同様に経営状態が悪くなった時期があったのですが、独自の経営努力によって危機を乗り切り、今だに独立系消費者金融として営業し続けています。（参考ページはこちら→比較すれば分かる各消費者金融の違い）
ただし、経営母体がどうなっているかという点はさほど大きな問題ではありません。どのような危機回避策を採用したにしろ、問題なのは安定的な経営状態になっているかいないかという点です。そのような観点に立ってみると、両者とも非常に適切な方法で経営危機を乗り越え、現在も良質なサービスを提供し続けていると言うことができます。
アコムの特徴としては、三菱UFJフィナンシャルグループの一員になったことによる抜群の安心感がある点と、融資対応が非常に迅速になっている点を指摘することができます。多くの消費者金融がスピード融資を売りにしていますが、その中でもダントツの早さを誇っています。自動審査システムや無人契約機の強みを最大限に生かし、原則的に即日融資対応を可能にしています。また、成約率の高さにも目を見張るものがあります。
もう一方のアイフルの方も、アコムに劣らぬスピード融資を実現していますが、それ以上に注目を集めているのが、提供している金融商品の種類の多さです。アイフルがもっとも力を注いでいるのは貸金業法に基づくおまとめローンですが、それ以外にも他社にはないような金融商品がたくさん用意されているという特徴があります。
（⇒アイフルって本当に審査が早いの？）
