ワイドとアイフル、何か関係がありますか？

昔ワイドという消費者金融で借入れをしていました。当時はアイフルのCDで返済をしていましたのですが、ある日突然使えなくなって困った挙句そのまま放置になってしまいました。ですが、やはり最近また気になってきて調べようと思っています。アイフルのCDで返済していたのですから、ワイドとアイフルは関係があったのですか？それとも、いまごろ消費者金融の借入れが提携銀行のATMで利用できたりしてるので、あんな提携関係だけだったのですか？
（⇒消費者金融同士を比較して関係を知る）

２００９年の９月までワイドはアイフルの子会社でした

株式会社ワイドが２００９年の９月までアイフルの子会社だったんだけど、同月30日にネオラインキャピタルに売却したんですよ。その時同時に売却した子会社トライト株式会社、株式会社ティーシーエム、株式会社パスキーですね。どれもなんだか聞いたことあるような社名じゃないですか？４社ともアイフル１００％出資の子会社だったんですけど、全部売却して同年同月に事業再生ＡＤＲの利用をすることになります。

２００３年には経団連にも加盟する一流企業の仲間入りをしたアイフルでしたが、２００５年にはアイフル被害対策全国協議が結成されて、その後、さまざまな事がありながら過払い金請求に苦しむこととなるんですね。その結果、２００９年には子会社４社を売却することになって、２０１０年には大阪証券取引所の上場廃止となってしまいました。この時、東証１部はそのままでしたね。そしてその翌年、２０１１年には株式会社シティズと株式会社ライフの子会社２社を吸収合併します。

銀行との提携などは無いにしても、アイフルも他の消費者金融と同じように、苦しい時代を乗り越えてきたのが見て取れますよね。ということで、株式会社ワイドで借入れていたものは、現在ネオラインキャピタル系となっていますから、そちらの方向から調べてみるのがいいと思いますよ、と、言いたいところですが、その後株式会社ワイドは、アペンタクルに社名変更しています。さらに、アペンタクルは、平成２３年１２月３０日名古屋カスタマーセンター閉鎖しています。また債権譲渡や売却が行われるか不明です。

ですが、アペンタクルがワイドで借り入れていた顧客に返済要求の連絡をするという話は少ないことではありません。そして、社名変更をしたことや債権が移動した事などは顧客に伝えない場合も消費者金融の中ではよくある話です。突然アペンタクルを名乗る者から連絡があったら、かつてのワイドでの借入れのことだと判断した方がいいでしょうね。ですが、突然ＣＤが使えなくなって、その後、何の連絡も無かったのなら、確かに借金は残っていても、万が一、その後の金利などを吹っかけられることがあっても大丈夫です。

ある限りのそのころの資料を残しておいて、返済実績も確認できるようにしておくといいですよね。それをお互い確認しておいて、当時の残額をそのまま返済すればいいと思います。すでにアイフルとは全く別のところに行ってしまったワイドですが、消費者金融関係は売却や吸収、合併が激しく行われていたので、訳がわからなくなる人は多いと思います。